きっかけはもう忘れたが、我が家はフィンランドに移住することにした。
実行は2022年の夏だから、準備期間は一年半。準備することは山ほどあるけど、その中でも家族への説明は欠かせない。
そこで今回は、フィンランド移住を決めた理由を、きちんと言葉でまとめてみた。
フィンランドは教育大国、しかも教育費は無料
OECDが進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる、国際的な学習到達度に関する調査において、フィンランドは常に上位。
(詳しくは国立教育政策研究所のページに掲載。)
しかも、フィンランドはプレスクール(小学校に入る前の一年)から教育費がすべて無料。
日本では幼稚園から大学まですべて国立だとしても、一人の子供につき、教育費はおおよそ1000万円かかると言われている。
我が家の場合は二人だから2000万円。
負担できないこともないだろうが、どうせなら、無料で良い教育を受けさせてみたい。
フィンランドはとにかく自然が豊か
フィンランドは「千の湖の国」と呼ばれ、陸地の74%は湖と森林で覆われている。首都のヘルシンキでさえ、住宅地から数分歩けば森か湖にアクセスできる。
いま住んでいる日本の住居も、皇居や日比谷公園が徒歩圏内で大好きだ。
しかし、フィンランドの広い森で、人目を気にすることなく子供たちを思いっきり遊ばせたい。
フィンランドは福祉大国
フィンランドは福祉大国として有名である。税負担が高い分、福祉も充実している。
教育費が無料というだけでなく、
- 住宅手当(収入と地域によって違うが、住居費用の最大80%を政府が補助)
- 子ども手当(収入に関係なく、第一子は100ユーロ/月、第二子は133ユーロ/月を支給)
- 年金(一定要件を満たせば、最低保障年金額として837ユーロ/月を支給)
など、手厚い福祉がいくつもある。
サンタさんの国で、子どもたちを一年生にしてあげたい
日本での生活に不満があったわけではないし、日本から逃げたいわけでもない。
私の場合、大学院を出て就職して職場結婚して、2回の出産を経て、かわいい我が子達に恵まれた。
それなりに幸せな日々だが、このままぼんやりと日本にいたら、この延長線にしか人生の展開がないような気がしてきた。
新しい刺激が欲しい。新しい展開がほしい。
びびときき、子どもたちに日本以外の世界をみせてあげたい。だからこそ、サンタさんの国で一年生にしてあげたい。
これがわが家がフィンランド移住を決めた理由だ。
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