子連れミニマリストを実践するうえで一番困るのは、おそらく子どものおもちゃだと思います。
出産祝い、毎年の誕生日プレゼントにクリスマスプレゼントまで、親戚からいただくおもちゃもあわせると、もはやおもちゃがあふれて、どこに何があるのかもわからなくなりますね。
壊れたらいっそ手放せるのに、最近のおもちゃは性能が良いのかなかなか壊れず、減らす方法に困るアイテムです。
そこで今回は、我が家で実践してみた、子どもも納得しておもちゃを手放すことができる方法をご紹介します。
子どもも納得しておもちゃを手放せる方法
結論から言うと、保育園/幼稚園に寄付する方法が一番効果的でした。
まず、子どもに現状を説明して、寄付した場合のメリット(保育園/幼稚園でも遊べる。しかも、みんなで遊べる。)もしっかり伝えましょう。
我が家の場合、4歳になったばっかりの長女に伝えたら、すんなり「いいよ」と言ってくれました。
次に、おもちゃを一箇所に集めて、どうしてもおうちで遊びたいモノ、保育園/幼稚園に寄付しても良いモノを選んでもらいましょう。
最初はなかなか絞れないかもしれません。諦めず、時間をおいてから、3〜4回繰り返してみてください。だんだん”精鋭部隊”だけが集まるはずです。
我が家の場合は、初日でおもちゃコーナーの半分以下に収まりました。
大事なのは、子どもに情報を十分伝えたうえ、子どもに決めさせることです。
ですので、子どもに説明しても、”寄付なんて嫌だ、やはりおうちで遊びたい”と言ったら、それを尊重してあげてください。
やってはいけないこと
ついついやりがちですが、こんなことは避けましょう。
子どものいないときに、こっそり処分してしまう
子どもは自分のモノに対して非常に愛着をもっています。同意なく勝手に処分してしまうと、子どもは非常に傷つきます。
児童精神科医である佐々木正美先生の著書『子どもへのまなざし』、『はじまりは愛着から』には、このような記載があります。
”子どもは自分のモノに対して、非常に愛着をもっている。小さい子どもが自分の排泄物で遊んだりするのは、自分のモノだと認識しているからです。ちっとも汚いと思っていません。”
黒柳徹子さんの著書『窓ぎわのトットちゃん』にも、母親からもらったお気に入りのモノをトイレに落としたとき、一生懸命”救出”しようとしたエピソードがありますね。
どれほど愛着があったのか、想像がつきます。
子どもの同意なくものを処分するのはやめましょう。これについては、我が家も苦い思い出があります。信頼関係が傷つきます。
親が処分方法を勝手に決める
何でもかんでも子どもの代わりに親が決めてしまうと、自分は何が好きで何がやりたいのか、わからない子どもになりがちです。つまり、自主性が育たなくなります。
自立した子どもに育てたいなら、普段から子どもに決めさせる習慣をつけましょう。
どんな些細なことでも構いません。選択の練習を十分させてください。
小さい子どもの場合は、漠然としたオープンな質問(”どうしたい?”)よりも、”AとB、どっちにしようか?”と聞いたほうが良いです。
子どもの選択を尊重しない
子どもが何を選んだにせよ、子どもの選択は必ず尊重してあげてください。
何があっても、”そう?ママはこれがいいと思うけどなぁ、やはりこれにしようよ。”とは言わないでください。相手が大人だって、相当嫌われます。(笑)
大体の子どもは3歳くらいになると、意思疎通ができるようになります。しっかり説明するとわかってくれるし、自分の主張だってしっかりもっているはずです。
親が子連れミニマリストの場合、それはあくまでも親の価値観です。子どもの価値観ではないのです。
子どもに親の価値観を強要してはいけません。
何事においても、それが子どもと周りの健康、安全等に影響しない限り、意志を十分尊重して、良好な信頼関係を築いていきましょう。
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