EUおよび北欧以外の国からフィンランドに移住する場合は、在留許可が必要です。
ビザと在留許可は混同されがちですが、厳密には違います。
ビザと在留許可の違い
ビザも在留許可も、渡航先の国の許可ですが、
- ビザは、一般的に90日以内の短期滞在
- 在留許可は、一般的に90日以上滞在する場合
に必要です。
日本人の場合、フィンランドに90日以内の滞在をするのにビザはいりません。
ですが、90日以上滞在する場合や、移住する場合は、必ず在留許可を取らなければなりません。
在留許可の種類
在留許可の種類は様々ですが、大別すると、以下の6種類です。
- 就労のための在留許可
- 家族のための在留許可
- 留学のための在留許可
- 再移住のための在留許可(フィンランド国籍を過去に保持していた者、またはフィンランドのルーツを持っている者向け)
- 人身売買被害者のための在留許可
- その他の在留許可
就労のための在留許可は、更に
- 就労=雇用主に雇用される場合(employed residence permit)
- 起業=自分で会社を経営する場合(self-employed residence permit)
- インターンシップ
などが含まれます。
ちなみに、家族のための在留許可は、「家族」の定義が狭いことに気をつけましょう。
ここで言う「家族」とは、
- 配偶者
- 一定要件を満たすパートナー
- 18歳未満の子および18歳未満の子の保護者
に限定されます。
在留許可の中で最もよく申請されているのは、
- 家族のための在留許可(国際結婚の場合など)
- 留学のための在留許可(留学先が決まっている場合)
- 就労のための在留許可
でしょうか。
どんな在留許可を申請できるのかシミュレーションしたい場合
自分はどんな在留許可を申請できるか、シミュレーションしてみたい方は、
Finnish immigration serviceのページをご覧ください。
いくつかの質問に答えるだけで、在留許可の種類が特定できます。
特定の在留許可を申請するために、具体的な要件、添付書類等を確認したい方は、こちらをご覧ください。
在留許可がおりるまでの期間が知りたい場合
在留許可の審査にどれぐらい時間がかかるか、知りたい方は同じく、
Finnish immigration serviceのこちらのページをご覧ください。審査期間の目安が表示されます。
ちなみに審査期間は、指定された在外公館で本人確認が終わってからカウントされます。
在留許可のオンライン申請が終わったら、すぐ指定された在外公館にアポイントメントを取りましょう。
詳しくは第33回の記事でも紹介していますので、よければご覧ください。
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